インテリアのまとめ方

家を新しくするとインテリアどのようにセンスよく仕上げるか困ります。
気に入ったものをただ並べるだけでは、全体を見たときにバランスが悪くならない為にも
インテリアテイスト(=方向性)を決定することから始めると良いそうです。

人気のインテリアテイスト

北欧
北欧インテリアとは、スカンジナビア半島のノルウェー・スウェーデン・フィンランド・デンマークなど、厳しい冬で知られる地域で生まれたインテリアスタイルです。
冬が長く厳しいため、家の中で過ごす時間をより快適に過ごしたいという背景があり、優しい色合いと居心地のよい空間を作ることに重点を置いています。
上質なデザインと機能性に優れたアイテムが多く、木製であたたかみのある家具を中心に構成される傾向があります。
基本的にはナチュラルカラーが中心のコーディネートになりますが、アクセントになる差し色をプラスすることで全く違ったイメージに仕上げることも可能です。
寒い冬場に床暖房を用いる家庭も多いことから、家具は脚付きのものが多く、デザイン的には角に丸みがあることも特長の一つです。

ナチュラルモダン
インテリアテイストのなかで、一番スタンダードなテイストと言える「ナチュラルモダン」。
シンプルかつ直線的なデザインで清潔感があり、多くの人に好まれるテイストです。
自然素材だけで構成せず、無機質な素材をミックスさせることで簡単に洗練された印象に変化させることが可能です。
よりモダンを感じるテイストに変化できます。
家具、床材など木目のカラーを揃えるとコーディネートにまとまりがでるでしょう。

ミッドセンチュリーモダン
20世紀半ば、1940〜1960年代にデザインされた家具・インテリアを「ミッドセンチュリーデザイン」といいます。
戦時中の軍需産業の技術革新によって生まれたFRPやプライウッド素材を活かし、曲線の美しいデザインを特長とした家具が中心となります。
ミッドセンチュリーのもつ個性的でどこか懐かしいデザインだけでインテリアをまとめてしまわず、都会的でモダンなデザインと融合させるのがポイントです。
そうすることで、ミッドセンチュリーの家具のもつ洗練された雰囲気が引き立つインテリアになるでしょう。

モダン
モダンとは「都会的な」という意味があります。
インテリアテイストにおけるモダンは「クールで高級感のある雰囲気」があり、大人っぽい印象を与えます。
彩度は低めにし、色数も極力抑えた配色が特長です。
装飾を省き、合理性と機能性を追求します。無駄な曲線を省き、素材もステンレスやガラスなどの無機質なものを取り入れることで完成されます。
この雰囲気をキープするために、物は収納して隠すなど生活感を感じさせない工夫が必要であり、家具などの配置も余白を多めに意識することも重要です。

インテリアコーディネーターに依頼する場合、コーディネーターが代表的なスタイルのイメージを持参してくれて、それを見せながら好みを探っていくという方法をとるそうですが
自分達でインテリアコーディネートをする場合、最初にするべきことは、さまざまなインテリアの写真を見て、好きだ(作りたい)と思う画像を集めていくことです。
インテリア雑誌やファッション雑誌、インテリア関連の書籍でもインターネットの画像検索などを集めます。

この中の自分の好みのイメージ画像の好きなものを選んでもらい1枚のボードに貼っていくと自分の好みのテイストが見えてきます。

私はこの中ではモダンテイストが好みのようです。

■配色を意識する
インテリアは平面だけでなく、高さ・幅・奥行のある立体構造のため、配色がイメージし難く、さらに素材、形もさまざまなことがカラーコーディネートを難しく感じさせる原因です。
配色の黄金比の基本をおさえることで、簡単におしゃれな部屋を作ることが可能との事です。

ベースカラー70%
アソートカラー25%
アクセントカラー5%

ベースカラー・・・床・壁・天井など大部分を占める色です。部屋全体の印象を決める色とも言えます。

※一般的な住宅ではホワイトやベージュ系にすることが多く、部屋全体を広く感じる効果があります。

アソートカラー・・・家具や建具、カーテン、ラグなどに当てはまるカラーです。

※面積の割に目に入りやすいため、インテリアのイメージを左右します。

アクセントカラー・・・部屋のポイントとなる色です。

※アクセントと聞くとビビットな色を想像しますが、洗練されたインテリアにするためにダークカラーをアクセントにする方法もあります。

■同じトーンでまとめる
インテリアも色を3色までに抑えたほうがコーディネートがまとまりやすくなりますが
インテリアの素材やアイテムによって3色以上になることが多くあります。
その場合、同じトーンで揃えることにより色数が増えても統一感を損ないません。

トーンとは色の明度と彩度が似ているものをグループ化したものです。

■色のつながりを意識する
インテリアにおいての色のつながりとは、例えば、壁に配置した絵画の一色をラグに取り入れる、といったカラーコーディネートです。
全体で見たときにさりげないほど、洗練された印象を与えます。
アイテム同士の形はバラバラでも、部屋全体としてまとまりを感じるインテリアとなる上級テクニックのようです。

■部屋の大きさと家具のサイズのバランス
部屋に合った家具のサイズを選ぶとはショップで家具を見たときのサイズ感と、実際に家に搬入した後の違いに驚くことがあります。
ショップは天井が高く、空間も解放的な場合が多いため、家具のサイズ感を感覚的に把握しづらくなっているのが原因です。
検討している家具の幅・高さ・奥行を調べ、図面に反映して確かめるのが一番いいようです。
図面の用意がない場合は、実際に設置する部屋を採寸し、どのくらいのサイズ感になるかを検討した方が良いでしょう。

■必要な生活動線上に家具を置かない
家具を配置する場合、生活動線の邪魔にならないように気を付けましょう。
例えばダイニングテーブルの場合、長方形と円形では円形の方が場所をとらないと思われがちですが、実際に使用するときは、円形テーブルのほうがより広めのスペースが必要です。
一人がゆったり通れる生活動線の幅は約600ミリといわれていますが、リビングルームとベッドルームでは生活動線の基準も異なります。
部屋別、家具別に考慮していく必要があり、一概に正解はなく判断が少し難しいかもしれません。

家具のサイズを決めていく場合、「搬入経路」の確認は忘れてはいけない点です。
特に大型家具を検討している場合、気に入って購入しても部屋の中に運び込めないトラブルは避けたいものです。
図面を持参し、購入先に確認してみることをお勧めいたします。

いかがでしょうか、新しいお住まいを検討する際のお役に立てれば幸いです。

子育てしやすい間取り

子供がいる家庭では、家事と子育てのしやすさに配慮した家づくりが大切です。
幼少期だけでなく、ある程度成長してからのこともイメージしておくと、より快適な家づくりができます。

リビングやダイニングは広い空間
子供が小さいうちは大半の時間をパパやママと過ごすため、家族が集うリビングやダイニングは、広い空間にすることがお勧めいたします。
空間にゆとりがあれば、子供がおもちゃを広げてのびのびと遊べます。
また、リビングやダイニングスペースを広めにとっておけば、将来的に家族が増えたときも便利です。

リビング階段などで家族と必ず顔を合わせる作り
家づくりでは、家族が自然と顔を合わせてコミュニケーションを取ることができる環境を考えることも重要です。
例えば、廊下ではなくリビングの中に階段を設置するリビング階段では、家族が自然と顔を合わせる間取りにできます。
必然的にリビングを通る環境にすることで、親子のコミュニケーションが密になるほか、子供の顔色の変化に気付きやすくなったり、夜勝手に出歩くのを防ぎやすくなったりするのも大きなメリットです。

リビング・ダイニング近くに畳スペースがあると便利
リビング・ダイニング近くに畳スペースを設ければ、お昼寝のときに寝室に移動する手間が省けて便利です。
赤ちゃんのおむつ替えや、子供の遊び場にも使えます。
引き戸で仕切れる作りにしておけば、おじいちゃんやおばあちゃんが遊びにきたときに来客用スペースとして使うことも可能です。

子供たちが見渡せるキッチン
子供が小さいうちは、なかなか目が離せません。
キッチンからリビングを見渡せるようにしておけば、家事をしながら子供の様子が確認できます。
子供と会話をしつつ家事を進められれば、お手伝いをしてもらいやすい環境になるのでないでしょうか。
また、子供からも常にパパやママの姿が見えるため、親子の安心感につながります。

子供部屋は広い間取りで成長に合わせて仕切る
子供部屋は広めに作り、自由に仕切れるようにしておくのがおすすめです。
幼少期は個室の必要性が低く、きょうだいがひとつの部屋で過ごすことも多いでしょう。
子供が小さいうちは広い間取りのままで自由に遊ばせ、成長期に合わせて仕切るほうが、思春期になったときも快適に過ごせます。

玄関が広めだとベビーカーなど置けて便利
子育て家庭にとって、玄関周りのスペースは重要です。
赤ちゃんがいるとベビーカーを置くスペースも必要となり、大家族だと靴や傘が玄関に散乱します。
出入りするだけの場所と考えず、玄関スペースはできるだけ広めに作っておきましょう。
また、家の収納力は家事の負担を減らす大切なポイントです。
シューズクロークがあれば、子供の三輪車や外遊び道具など、家の中に入れたくないものも玄関に収納しておけます。

バスルーム・洗面所も親子で使える広さ
バスルームや洗面所は、親子で一緒に使うことを想定した広さがベストです。
特に子供が2人以上いる家庭では、体を洗うときに窮屈でないか、ゆとりを持って湯船に入れる広さがあるものをお勧めいたします。
入浴時間は親子のコミュニケーションの場です。今日の出来事をゆっくり聞いてあげたいものです。
洗面所は、歯磨きを教えたり着替えをさせたりすることも考え、2人並べるスペースがあると便利です。

私は娘が小さい頃にはお風呂の中で幼稚園で教わった歌やお遊戯を教えてもらったり、三人の子供たちが共通の興味のある本を読み聞かせたり、
個々に合わせてゲームを一緒にやったり、教えてもらったりとひとりにならないようしていたと思います。
子供の成長を見られる貴重な時間を楽しみながら過ごせるお住まいを探してみてはいかがでしょうか。