洗面室と洗濯機について

今回は「洗面室とはどんな空間?」について考えてみます。

洗面室では、手や顔を洗ったり、化粧や髪の毛のセットしたり
などなど・・・

洗面室は色々なことができる多機能な空間と言えると思います。

お風呂へ入る際に洗面室が多くの場合脱衣所になると思いますが、その場合、服を脱いでそのまま入れることが出来るので洗濯機は洗面室に設置したほうが便利ですよね。

しかし、一人暮らしに多い1R、1Kなどといった間取りではお風呂とトイレが同じ場所に設置されているユニットバスは少なくないと思います。

その場合はいかがでしょうか。

そうなると洗濯機を洗面室に設置するのは、広さにも依ると思いますが、基本的に難しいです。

また誰かが服を脱いでいたり、トイレを使っていたりすると、ほかの人は一緒に洗面室を使うことはできなくなってしまいます。

ですので、洗面室はいろいろな場面で兼用されるため、曖昧な空間なのです。

洗面室をいかに上手く家族と共有するか。

どの様な使い方をイメージするか。

設計をする上で、一つポイントになると言えます。

そこで、併せて考えるといいのが「洗濯機の設置場所」。

洗濯機をどこに設置すると生活しやすい動線になるかイメージすることです。

例えば贅沢に洗濯室を作ってしまうのはいかがでしょうか。

服の収納棚、洗濯機、洗い場、そして天井から物干し竿をつるしてみると、

洗濯をして、干して、畳んでなおす。といった一連の流れが簡単にこなせるのではないのでしょうか。

その場合、洗面所を広く使えたり、トイレを併設したりもできます。

洗面所に、洗濯機を設置することは多いかと思いますが、間取りと広さを考えて、あえて洗濯機を切り離してみたりしてもいいかもしれませんね。

プランを作る際に

洗濯機を置く場所を起点に生活導線をイメージすると、面白いかもしれませんよ。

冬のお部屋の乾燥対策②

前回の話の続きをお話させていただきます。

手軽にできる簡単加湿アイデア

・お部屋に観葉植物を置く
植物は吸収した水分を葉っぱから出す「蒸散」の働きがあるため、観葉植物を置くと天然の加湿器になってくれます。
葉っぱの大きい植物の方がその分蒸発する水分が多いため、よりお部屋を乾燥から守ってくれます。

・入浴後の浴室のドアを開けておく
入浴後すぐにお湯を抜かず、しばらく浴室のドアを開放することで簡単に加湿ができます。
ただし、蒸気が溜まるとカビの原因になるため、サーキュレーターなどで空気を循環させましょう。

・カーテンを洗濯して部屋干しにする
濡れたタオルを干すのも効果的ですが、この機会にカーテンを洗濯してみませんか。
洗ったカーテンをレールに取り付けて、部屋干しすれば乾燥予防に。カーテンも清潔になり気持ちよく過ごせます。

それって逆効果かも!? NG乾燥対策

⚠水分の過剰摂取
乾燥するからといって、冷たい水を一度に飲みすぎると、身体が冷えて内蔵の働きが低下してしまいます。水分を摂るときは、常温か温かい水をこまめに摂るようにしましょう。

⚠加湿器にミネラルウォーター
加湿器の中にミネラルウォーターや浄水器の水を使用すると、かえって雑菌が増えやすくなります。
加湿器には、塩素で消毒された水道水を使用しましょう。

冬のお部屋の乾燥対策①

空気の乾燥は、お肌や体調に様々なトラブルをもたらします。
乾燥していると体内から水分が失われ、むくみや鼻水、関節の痛み、さらには胃が荒れたり皮膚のかゆみなどの症状が出てしまうことも。
また、風邪やインフルエンザイルスにも感染しやすくなります。
お部屋の空気潤いを与え、常に快適な空間づくりを心がけましょう。

加湿器を活用してお部屋にうるおいを

乾燥しやすい冬場は、加湿器を活用して湿度を調節しましょう。
理想的なお部屋の湿度は40%~60%と言われています。加湿器の置き場所は、カビが発生しやすい窓・壁際や換気扇の下を避け、お部屋の中央付近に置くのがベスト。
加湿器には大きく分けて4つの種類があります。それぞれの特徴をチェックして、お部屋に合った加湿器を選びましょう。

・気化式
フィルターに含んだ水を、ファンで気化させて加湿する方式です。
フィルターの定期的なお手入れが必要ですが、ヒーターを使用しないため安全面に優れています。

・ハイブリッド式
様々な機能を持ち、加湿能力と安全性が高いのが特徴。
機種によっては、部屋がある程度加湿されると自動で気化式に変化し、省エネ運転をしてくれます。

・スチーム式
やかんでお湯を沸かすように、ヒーターの熱で水を温めて蒸気を噴出する方式。
即効性がありパワフルな加湿器。水を沸騰させるので、菌が繁殖しにくく衛生的。

・超音波式
超音波の振動によって水をミスト状に変え、それをファンで空気中に噴出する方式です。
デザイン性が高く、価格もリーズナブルなものが多いのが特徴。

次回は手軽にできる簡単な加湿アイデアとNGな乾燥対策についてお話いたします。

お部屋すっきりインテリアのコツ

散らかって見えるお部屋も、配置や配色を工夫することでまとまった印象に様変わりします。
まず同線上には家具を置かず、なるべく一辺にまとめることでお部屋を広く見せることができます。
お部屋が片付くと心にも余裕が生まれますね。今回はインテリアの色彩と、収納の仕方を工夫してお部屋をすっきり見せるコツをご紹介します。


色彩の基本

一般的に純色と呼ばれる12色とその中間色でできたサークルを「色相環」と言います。
それぞれ対角線に位置する色同士を「反対色」、隣りあう色を「類似色」、同じ色の濃淡を「同系色」と呼びます。
また、色の明るさのことを「明度」といい、鮮やかさを「彩度」と呼びます。
色が白に近くなるほど明度は高くなり、黒に近くなれば明度は低くなります。
彩度が高くなれば派手に見えますし、彩度が低いと地味な印象になります。
この明度と彩度の組み合わせたものが「トーン」です。


配色のポイント

失敗が少ない組み合わせは、類似色による組み合わせです。
カーテンや床など比較的面積の広いところには薄い色を、ポイントとなる家具や小物を濃い目の色にするなどアクセントをつけるのがコツ。
反対色を組み合わせる場合は、トーンを統一するのがポイント。
どちらの色をベースにして、もう一方はアクセントカラーにするとまとまりやすくなります。

快適なお部屋を作る(収納アイデア)

・おしゃれで便利な自然素材のカゴ
ラタンなどの自然素材を使った大きめのかごをリビングに。
読みかけの新聞や雑誌、普段使いのバッグも、ナチュラルな雰囲気のかごに入れておくだけでお部屋がきれいに。
片付けも簡単にできるうえ、見た目にもおしゃれなのがうれしい。

・透明なボックスで見せる収納を
チープな印象になりがちな透明のボックスですが、見せる収納にぴったり。
並べ方や入れる物の色・形を工夫すれば、ぐっとあか抜けた印象に。
アクセサリーやフィギア、マスキングテープなどはディスプレイとしてもGOOD。

・1台2役の収納付きスツール
収納がついたスツールやベンチなら、座面を上げて物を入れるだけで片付け完了。
床に散らかったおもちゃをしまったり、急な来客時にも活躍します。
カラフルなものや個性的なものであれば、お部屋のアクセントにも。

・空いている壁面も上手に活用
壁の面積は床の2.5倍と言われます。
壁一面の収納は圧迫感を与えますが、デザイン性の高い棚や小さな箱などを壁に取り付ければ、洗練されたインテリアに早変わり。
散らかりがちな小物などを飾るのにおすすめです。