夏のキケンから身を守る!夏の生活トラブルガイド
夏の強い紫外線や高温多湿な気候は、肌へのダメージだけでなく、食中毒や胃腸の不調といった食トラブルも引き起こします。生活の上でこの時期に気を付けたいポイントをご紹介します。
■髪のトラブル
お肌の紫外線対策には気を付けていても、つい忘れがちなのが頭皮や髪のケア。紫外線は髪の主成分であるたんぱく質を破壊し、キューティクルを傷つけてツヤを失わせるだけでなく、乾燥や枝毛、切れ毛の原因にもなります。また、メラニン色素も分解されるため、髪が焼けたように赤茶色の変色しまうことも。
★対策方法★
UVカットの帽子や日傘の使用はマスト。お出かけ前には、髪用の日焼け止めスプレーなどで髪の表面をしっかりコーティングスしてあげましょう。
■目のトラブル
紫外線には目にもダメージを与えます。急性のものでは、角膜が炎症を起こして強い痛みを伴う「雪眼炎(雪目)」があります。慢性的な影響としては、充血や異物感を生じる「翼状片」や、視力が低下する「白内障」などが知られています。
★対策方法★
サングラスは紫外線透過率が0.1以下のものを選び、顔の側面まで覆えるタイプが効果的。なお、色の濃いすぎるレンズは瞳孔が開いて逆に紫外線を多く取り込んでしまうことがあるため、注意が必要です。
■食のトラブル
高温多湿な夏は、食べ物が傷みやすく、食中毒のリスクが高まる季節です。特にお弁当や生もの、火を通していない料理には注意が必要です。
★対策方法★
細菌が繁殖しやすいため、調理前後の手洗いや調理器具の衛生管理を徹底しましょう。また、冷蔵保存が基本ですが、持ち歩く場合は保冷剤や保冷バックを活用するのも効果的です。
■肌のトラブル
蚊やアブ、ノミなどの「吸血する虫」、ハチや毛虫などの「刺す虫」、そしてクモやムカデなどの「咬む虫」。夏は、さまざまな虫への対策も欠かせません。また、海ではクラゲやヒトデなどの生き物にも気をつけましょう。
★対策方法★
肌の露出を避け、虫たちが活発になる時間帯を避けましょう。もし刺された場合は患部をすぐに洗って冷やし、放置しないことが大切です。
家の中でも起こる「熱中症」に要注意!
炎天下の屋外でも起きると思われがちな熱中症ですが、「室温と湿度が高い」「水分補給をしていない」「睡眠不足などの生活習慣の乱れ」といった条件が揃うことで、室内にいても熱中症を引き起こす可能性があります。
✤適切な室温・湿度を管理しよう
室内は28℃、湿度は70%を超えると熱中症の危険度が増します。エアコンやサーキュレターを活用して、適度な室温・湿度を保つようにしましょう。
✤こまめな水分補給を
室内にいる時もこまめな水分を補給し、栄養をとって生活リズム整えることが大切です。めまいやたちくらみといった初期症状が出たらすぐに休息を。
୨୧自宅で簡単!経口補水液の作り方୨୧
水1ℓに対して砂糖40g、塩3g、レモンやグレープフルーツなどの果汁を加えてできあがり。