お部屋のカラーコーディネート

色には視覚的な心理効果があり、体感温度にも影響すると言われています。冬はオレンジや赤、黄色などの暖色を取り入れることで、あたたかみのある部屋に。とはいえ、居心地のよい空間をつくるためには、配色のバランスや取り入れ方に工夫が必要です。季節に合わせて、お部屋のコーディネートを楽しんでみませんか。

色彩の基本
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右の図は、一般的に純色と呼ばれる12色とその中間色でできた「色相環」というカラーチャートです。図中のそれぞれ対角線に位置する色同士を「反対色」、隣り合う色を「類似色」、同じ色の濃淡を「同系色」と呼びます。
また、色の明るさのことを「明度」といい、鮮やかさを「彩度」と呼びます。色が白に近くなるほど明度は高くなり、黒に近くなれば明度は低くなります。彩度が高ければ派手に見えますし、彩度が低いと地味な印象になります。この明度と彩度を組み合わせたものが「トーン」です。

配色のポイント
失敗が少ない組み合わせは、類似色のよる組み合わせです。カーテンや床など比較的面積の広いところには薄い色を、ポイントとなる家具や小物を濃いめの色にするなどアクセントをつけるのがコツ。反対色を組み合わせる場合は、トーンを統一するのがポイント。どちらかの色をベースにして、もう一方はアクセントカラーにするとまとまりやすくなります。

理想の枕の選び方

朝起きた時に首や肩が痛い、夜なかなか熟睡できない...そんな睡眠時の悩みは、もしかすると枕が原因かもしれません。自分に合った枕を選ぶことは、質の高い睡眠を手に入れるための大切な第一歩です。「疲れが取れない」と感じたら、一度枕を見直してみるのもおすすめです。

お悩み別枕選びの基準

□首・肩こりが気になる
★頸椎を自然なカーブで支えられる枕
仰向けになった時に、敷き布団と首の後ろにできるすき間を埋めて、首や頭がしっかり支えられる枕が理想。頸椎のカーブを保つことで、筋肉や神経に余計な負担がかからず、首の痛みや肩こりを軽減できます。
★首筋にフィットする形状や素材を
くぼみ型や波型の枕は、中央が低く首元が高くなる設計のため、仰向けで寝た時頭から首にかけて自然にフィットしやすいのが特長です。素材には、やわらかく包み込みながら圧力を分散してくれる低反発ウレタンがおすすめ。

□寝返りがしづらい
★高反発素材でスムーズな寝がえりを
寝返りがうまくできないと、体の一部に圧力がかかり血行不良になったり、体が緊張し眠りが浅くなる原因に。高反発ウレタンフォームやラテックス(天然ゴム)などの硬めの素材を選ぶことで、頭が沈み込みすぎず寝返りがうちやすくなります。
★幅が広めな枕だと安心
枕が小さすぎてうまく寝返りができず、不自然な寝姿勢になってしまうことも。一般的な体格で仰向け中心の場合は60㎝以上を目安に、寝返りが多い場合は幅広タイプの70㎝以上を選ぶとよいでしょう。

□いびきが気になる
★気道をふさがないことがをカギ
いびきをかきやすい人には、気道を確保できる高さが重要になってきます。枕が高すぎると気道が狭まりいびきが悪化し、低すぎるとあごが上がり、口呼吸になりやすくなってしまいます。適度な高さで首が自然に支えられることが重要です。
★呼吸が楽になる形状や寝姿勢を
くぼみ型や波型は、仰向けに寝た時に首のカーブを支えながらのどを圧迫しにくいため、いびき対策におすすめです。また、横向き寝は仰向けに比べていびきが軽減しやすいため、J字型などの横向き寝専用枕を選ぶのも効果的です。

□寝つきが悪い人に
★やわらかく包み込む感触の素材
緊張した体をやさしく包み込むような感触の素材がオススメです。低反発ウレタン素材は、じんわりと沈み込む安心感があり、リラックスしやすいのが特長。羽根やフェザー素材はふんわりと柔らかく、やさしい寝心地が魅力です。
★抱き枕でリラックス
枕を抱きしめることで精神的な安心感を得ることができ、ストレスや不安を感じやすい人に効果的。抱きつきながら頭を乗せることができるJ字型や、寝返りしやすく全身を包み込むように支えるU字型など、様々な形状があります。

湿度をコントロールして快適な毎日を

ジメジメとして蒸し暑い夏、そして空気が冷たく乾燥する冬。湿度の変化は、私たちの暮らしや健康とも深くかかわっています。そこで今回は、湿度をもたらす人や住まいへの影響と、快適な湿度を保つためのポイントをご紹介したいと思います。

湿度の変化による、人や住まいへの影響は?
からだへの影響
 体温調節機能の低下
蒸し暑い夏や梅雨時は、汗が蒸発しにくく体温調節機能が低下するおそれがあります。
疲れやだるさ、頭痛などを引き起こすだけでなく、熱中症のリスクも高まります。

 食中毒を引き起こす原因にも
高温多湿の状態になると、細菌の増殖や食品の腐敗などが進み、食中毒が発生しやすくなります。

 感染症にかかりやすくなる
空気が乾燥するとウイルスの水分が蒸発して軽くなり、長く空気中に漂います。
さらに、冷たく乾いた空気によってのどや鼻の粘膜が傷つくと、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなります。

 乾燥によって起こる肌トラブル
冬は空気中の水分が減少するだけでなく、暖房によって湿度が下がるため、皮脂の分泌量が減り、肌の内側からも水分が逃げてしまいます。肌表面のバリア機能が弱まることで、かさつきやひび割れ、赤みやかゆみといった皮膚症状を引き起こすことがあります。

住まいへの影響
 建物の耐久性にも影響が
木造住宅の場合、湿度が高い状態が続くと構造部分の木材や金具にまで水分が浸透し、腐食や膨張を招くことも。
その結果、建物の劣化が進み、耐久性の低下につながります。
また、湿気が多いとシロアリも発生しやすく、地震などの際に建物が大きく損傷するおそれがあります。

 冬は結露に悩まされることも
結露は冬に発生しやすく、主に室内と外気との気温差によって空気中の水蒸気が窓に水滴となってあらわれます。
また、壁の表面や建物内部にも発生する可能性があり、放置しておくとカビや腐食の原因になります。

 カビやダニにも注意が必要
湿度が高いとカビやダニが繁殖しやすくなります。カビやダニは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎などの原因にもなるため注意が必要です。

 乾燥による木材の変形
湿度が低くなると、床や建具などに使われている木材が反って変形する可能性があります。フローリングの床鳴りの原因になることも。

湿度対策をして、快適で健康な毎日を!
一般的に、快適な湿度の目安は40~60%といわれています。日々の習慣や住まいの工夫で、最適な環境をめざしましょう。
☆新築時にできる湿度対策
新築時であれば、まずは気密性や断熱性に優れた構造を取り入れ、間取りや窓の位置にも配慮することが必要です。
また、調湿作用のある建材や空調設備、浴室暖房などを導入することも湿度対策に役立ちます。

☆今すぐできる湿度対策
・こまめに窓を開けて空気を入れ替えましょう。2か所以上の窓を開け、風の通り道をつくるのが理想ですが、1か所しかない場合にはサーキュレーターや扇風機を窓の方に向けて稼働させるのもおすすめです。
・湿度が高い場合には、エアコンのドライ機能や除湿器などを活用しましょう。
ちなみに除湿器は部屋の中央に置くことで効果を発揮しやすくなります。
・空気が乾燥しているときは加湿器を。洗濯物を部屋に干したり、観葉植物を取り入れたりするのも対策の一つです。


ヒートショックを防ぐための暮らしの工夫

一年でもっとも気温が低いこの時期は、体調の変化にも注意が必要です。
寒暖差による自律神経の乱れや感染症のほか、ヒートショックによる事故も冬場に多く発生しています。
そこで今回はヒートショックの危険性、そして事故を防ぐための住まいの工夫や対策を考えたいと思います。

ヒートショックとは?
急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体に強い負担がかかることでめまいや立ちくらみが起きたり、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞といった症状が引き起こされたりすることがあります。
これがヒートショックです。
冬場の浴室などで発生することが多く、高齢者や血圧が不安定な人、生活習慣病の持病がある人などは、特にリスクが高いといわれています。

どんな時、どんな場所で起こる?

★浴室や脱衣所は要注意
入浴のために衣類を脱ぐと、寒さによって血管が一気に収縮し、血圧は急上昇します。
さらに、温かい浴槽に浸かると今度は血管が広がり、急激に血圧が低下します。
このように血圧が激しく上下することによって、一時的な貧血状態や一過性の意識障害などが起こることがあります。
また、場合によっては、命にかかわるような重篤な症状を引き起こすおそれもあります。

★トイレに潜むリスク
浴室と並んでヒートショックの危険性が高いのがトイレです。北側に設置されている家も多く、暖房設備がない場合も少なくありません。
特に夜中や早朝のトイレはリスクが高い傾向にあります。また、トイレでお腹に力を入れることでも血圧が上昇します。
立ち上がる時はゆっくり動作することを心がけましょう。

★外出時も気をつけて
寒暖差のある場所では、ちょっとした移動でも油断は禁物です。
暖かい部屋にいる時ほど、外出時の防寒対策をしっかり行いましょう。
首周りには温度変化の影響を受けやすい太い血管が通っているため、外に出る時にはマフラーやタートルネックの服などで首元を中心に温めるようにしましょう。

ヒートショックを防ぐための対策

■部屋間の温度差を少なくする
温度差が大きい浴室やトイレ、廊下には暖房器具を設置するのがおすすめです。
また、リフォームなどの際には、窓や壁など住まいの断熱性能を高めておくことで
ヒートショックの予防につながります。

■入浴時に気をつけること
入浴時は重大な事故につながる可能性もあるため、適切な対策をして普段から予防に心がけましょう。

☆脱衣所や浴室に暖房器具などを設置して部屋を暖めましょう

☆寒い日は、比較的気温の高い日中に入浴するのがおすすめです

☆入浴前後など、こまめな水分補給を心がけましょう

☆お湯の温度は41℃以下、入浴時間は10分以内を目安にしましょう

☆血圧が急激に変化するおそれがあるので、浴槽に浸かる前にはかけ湯をし、浴槽から出る時はゆっくりと

☆食後や飲酒後は血圧が下がるため、その前に入浴するか、時間をおいて入浴するようにしましょう

☆高齢者は特にリスクが高いので、これらの注意点を守ったうえで、家族による見守りも必要です