湿度をコントロールして快適な毎日を

ジメジメとして蒸し暑い夏、そして空気が冷たく乾燥する冬。湿度の変化は、私たちの暮らしや健康とも深くかかわっています。そこで今回は、湿度をもたらす人や住まいへの影響と、快適な湿度を保つためのポイントをご紹介したいと思います。

湿度の変化による、人や住まいへの影響は?
からだへの影響
 体温調節機能の低下
蒸し暑い夏や梅雨時は、汗が蒸発しにくく体温調節機能が低下するおそれがあります。
疲れやだるさ、頭痛などを引き起こすだけでなく、熱中症のリスクも高まります。

 食中毒を引き起こす原因にも
高温多湿の状態になると、細菌の増殖や食品の腐敗などが進み、食中毒が発生しやすくなります。

 感染症にかかりやすくなる
空気が乾燥するとウイルスの水分が蒸発して軽くなり、長く空気中に漂います。
さらに、冷たく乾いた空気によってのどや鼻の粘膜が傷つくと、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなります。

 乾燥によって起こる肌トラブル
冬は空気中の水分が減少するだけでなく、暖房によって湿度が下がるため、皮脂の分泌量が減り、肌の内側からも水分が逃げてしまいます。肌表面のバリア機能が弱まることで、かさつきやひび割れ、赤みやかゆみといった皮膚症状を引き起こすことがあります。

住まいへの影響
 建物の耐久性にも影響が
木造住宅の場合、湿度が高い状態が続くと構造部分の木材や金具にまで水分が浸透し、腐食や膨張を招くことも。
その結果、建物の劣化が進み、耐久性の低下につながります。
また、湿気が多いとシロアリも発生しやすく、地震などの際に建物が大きく損傷するおそれがあります。

 冬は結露に悩まされることも
結露は冬に発生しやすく、主に室内と外気との気温差によって空気中の水蒸気が窓に水滴となってあらわれます。
また、壁の表面や建物内部にも発生する可能性があり、放置しておくとカビや腐食の原因になります。

 カビやダニにも注意が必要
湿度が高いとカビやダニが繁殖しやすくなります。カビやダニは、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎などの原因にもなるため注意が必要です。

 乾燥による木材の変形
湿度が低くなると、床や建具などに使われている木材が反って変形する可能性があります。フローリングの床鳴りの原因になることも。

湿度対策をして、快適で健康な毎日を!
一般的に、快適な湿度の目安は40~60%といわれています。日々の習慣や住まいの工夫で、最適な環境をめざしましょう。
☆新築時にできる湿度対策
新築時であれば、まずは気密性や断熱性に優れた構造を取り入れ、間取りや窓の位置にも配慮することが必要です。
また、調湿作用のある建材や空調設備、浴室暖房などを導入することも湿度対策に役立ちます。

☆今すぐできる湿度対策
・こまめに窓を開けて空気を入れ替えましょう。2か所以上の窓を開け、風の通り道をつくるのが理想ですが、1か所しかない場合にはサーキュレーターや扇風機を窓の方に向けて稼働させるのもおすすめです。
・湿度が高い場合には、エアコンのドライ機能や除湿器などを活用しましょう。
ちなみに除湿器は部屋の中央に置くことで効果を発揮しやすくなります。
・空気が乾燥しているときは加湿器を。洗濯物を部屋に干したり、観葉植物を取り入れたりするのも対策の一つです。


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