大地震などの災害に備える住まいと暮らしの防災・減災
日本は地震や台風、洪水や火山噴火といった自然災害の多い国です。近年は地震や豪雨による被害も増えており、より一層の注意や対策が必要になっています。そこで今回は、いざというときの備えや、被害を最小限に抑えるためのポイントなどをご紹介します。
命や暮らしを守るためにできること
■まずは住まいの安全を確保
自然災害の中でも、特に大きな被害をもたらすのが地震です。そこで日本の建物には厳しい耐震基準が設けられています。一般的に、1980年以前の建物は地震の揺れで倒壊する可能性が高く、国や自治体は助成制度を設け耐震化を進めています。また、1981年以降の建物でも耐震改修が必要な場合があります。条件を満たせば無料の耐震診断を受けられるため、まずはお住まいの自治体に相談を。
■ハザードマップで周辺の危険度をチェック
ハザードマップとは、自然災害が発生した時に被災が予想される区域や避難場所などを地図上に示したものです。あらかじめ洪水や土砂災害、津波などのリスクを知るこができるため、いざという時、危機を回避するのに役立ちます。ハザードマップは各自治体や国土交通省などのホームページで確認できます。
■家の中の危険を減らすために
①寝室や子供部屋などにはなるべく家具を置かないようにし、必要であれば背の低い家具を。
②万が一家具が転倒した場合でも、出入り口をふさいだり、ケガをしたりしないような配置に。
③家具や本棚、食器棚などは金具やストッパーで壁や天井に固定を。冷蔵庫やテレビなどの家電も粘着マットやベルト、ストラップなどを使って固定しましょう。
④割れた窓ガラスや食器などでけがをするおそれもあります。枕元には懐中電灯とともに、スニーカーや防災用のスリッパなどを用意しておくと安心です。
いざという時でも安心避難生活への備え
☆飲料水や非常食などを備蓄しておく
大災害の際には、電気やガス、水道が止まってしまうことも。ライフラインの復旧までには時間がかかることも多く、飲料水や非常食の準備が欠かせません。最低でも3日分、可能であれば5日~1週間程度の食品や日用品を用意しておくと安心です。
ちなみに、飲料水は一人1日3リットルが目安です。水はトイレや洗い物にも必要なので、普段から浴槽に水をためておくといった工夫を。
☆非常用持ち出し袋はこまめに点検を
食料品や日用品をコンパクトにまとめた非常用持ち出し袋を用意しておきましょう。飲料水や食品はもちろん、着替えや衛生用品なども忘れずに。
また、自宅に赤ちゃんや高齢者がいる場合には、ミルクやおむつ、服用している薬などをすぐに持ち出せるようにしておくことも大切です。
☆ローリングストックのすすめ
保存可能な食品や日用品を普段から少し多めにストックしておき、"使ったら買い足す"を繰り返すのがローリングストックです。食品の賞味期限切れを防ぐだけでなく、災害時でも日常に近い食生活を送ることができるようになるため、安心にもつながります。
